まだ食べられるのに捨てられてしまう食品「食品ロス」の量は、国内で年間約600万トン(平成30度農林水産省・環境省推計)と推計されており、毎日みんながお茶碗約1杯分(約130グラム)に相当する量になります。
そのうち約半分が家庭から発生しており、主に食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去)が主要要因です。
〇買い物のときのポイント
・買い物の前に、冷蔵庫や食品庫にある食材をチェックする。買いすぎ、買い忘れを防げます。
・必要な食材を、必要な量だけ買う。まとめ買いをしたものの、使わず、期限が切れて捨ててしまう場合もあります。必要な時、必要な量だけ買ったほうがお得な場合もあります。
・手前に陳列されている食品をチョイスする。すぐに食べるものはわざわざ棚の奥から取らず、手前からとりましょう。また、家庭での利用予定と照らして、期限表示を確認してから購入しましょう。
〇調理・食事でのポイント
・食材を適切に保存する。誤った方法で保存すると食品の劣化が早くなる場合があります。
・残っている食材から使う。新しく買ってきた物から使ってしまうと、残っている食材が傷んでしまうことがあります。
・野菜や果物の皮を厚く剥かない。食材によっては、皮も含めて丸ごと調理して使い切りましょう。
・作りすぎて残った料理は、リメイクレシピなどで食べきる。リメイクやアレンジレシピでおいしく食べきりましょう。
食品ロス削減の日(10月30日)の機会に、1人ひとりが「もったいない」を意識して、食品ロス削減のためにできることから始めてみませんか?