春は日々の寒暖差や気圧変動が大きい季節です。「やる気がでない」「頭痛がする」「日中眠くなる」などの症状は、自律神経の乱れによって引き起こされています。
春の不調の原因
1. 激しい寒暖差
寒暖差に対応するため、交感神経が活発に働きます。そのため、たくさんのエネルギーが消耗され、疲れやだるさを感じやすくなります。
2. めまぐるしい気圧の変化
低気圧と高気圧の入れ替わりが頻繁に起こるため、自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。低気圧の影響で血液中の酸素濃度が下がり、日中の眠気や体のだるさを感じやすくなります。
3. 日照時間の変化
冬に比べて日照時間が長くなるため、朝早く目が覚めたり、夜更かしをしたりすることが増え、生活リズムが崩れやすくなります。
4. 生活環境の変化
自分自身や家族の身のまわりの生活が大きく変化する季節です。緊張感やストレスを感じることで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
予防と対策
1. 食事は欠食なく、バランスよく摂りましょう
食事をとると、消化のために副交感神経が活発に働き、体はリラックスモードになります。欠食すると交感神経が働いたままになり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。偏った食事は自律神経のバランスを乱すため、バランスの良い食事が大切です。
2.こまめに体を動かしましょう
運動をすると、自律神経のバランスを整えるセロトニンが分泌されます。ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。歩幅を広げる、きれいな姿勢を意識して過ごす、こまめに動く、階段を使用するなど、日常生活の動きを少し変える工夫をしてみましょう。
3.入浴はシャワーだけではなく、湯船につかりましょう
副交感神経が働き、自律神経のバランスが整います。38~40℃のお湯に10~20分間入浴すると効果的です。
4.睡眠をしっかりとりましょう
スムーズで深い眠りを誘うためには副交感神経が働き、心身をリラックスさせることが重要です。就寝前に目元や首元を40℃くらいの蒸しタオルやアイマスクなどで温めると、睡眠の質も良くなり効果的です。
春は気候の変化だけではなく、生活の環境も大きく変化する時期です。
自律神経を整えて、春の不調を乗り越えましょう!