自宅療養で気をつけたい8つのポイント
1.部屋を分けましょう
できる限り部屋から出ないようにして、人との接触の機会を減らすことが大切です。部屋を分けることができない場合は、少なくとも2メートル以上の距離をあけて、仕切りやカーテンでエリアを区切るようにしましょう。
2.感染者の世話をする人は、できるだけ限られた人に
看病する人を1人に限定することで、接触のリスクを下げることができます。その場合、基礎疾患のある人が感染者の世話をすることはなるべく避けましょう。感染者の部屋に入る時は、感染者も看病する人もマスクを着用しましょう。
3.正しくマスクをつける
マスクは、可能な限り不織布マスクを着用しましょう。
4.こまめに手を洗う
洗った後は、自分専用のタオルか、ペーパータオルなどで水を拭き取りしっかり乾燥させましょう。家族でタオルを共用することは避けましょう。消毒用アルコールを準備しておくと良いです。
5.こまめに換気する
感染者の部屋と、同居人がいる部屋の窓を常時5〜10センチ開けて換気しましょう。難しい場合は、別々に1時間に1回、10分程度窓を大きく開けて空気を入れ替えましょう。対角線上の窓を開けることで良い換気経路ができます。
6.手がよく触れる共用部分を掃除・消毒する
ウイルスのついた手で手すりやテーブル、ドアノブなどに触れることで、ウイルスが付着してしまい、同居者への感染の原因にもなります。ドアノブ、照明のスイッチ、リモコン、トイレのレバーなど手が触れやすい部分を消毒しましょう。
7.汚れたリネン、衣服を洗濯する
タオルや衣類の共用は避けましょう。衣類や布団、枕カバーに嘔吐物などがついている可能性がある場合は、80度以上の熱湯で10分以上消毒をしてから通常の洗濯をしましょう。熱湯消毒する際は、やけどに気を付けてください。
8.ゴミは密閉して捨てる
鼻をかんだティッシュにもウイルスがついています。捨てる際はゴミ箱にビニール袋をかけ、そこに入れるようにしましょう。ゴミ箱は感染者専用にしてください。ビニール袋をしばり、捨てたティッシュに手が触れないよう注意してください。
東京iCDC専門家ボードの感染制御チームがまとめた『自宅療養者向けハンドブック』(2022年1月改訂版)参照