健康診断などで骨密度測定をしたことがある方はたくさんいるかと思います。その中で、定期的に測定している方はどのくらいいるでしょうか。

骨粗鬆症は骨密度の低下が原因です。
自覚がないままに症状が進行し、腰や背中の痛み、各所の骨折を機に発覚することが多いです。ひどい場合はそのまま寝たきりになることもあります。
女性ホルモンの影響で閉経後の女性に多いというのは耳にしたことがあると思います。内服薬や生活習慣の影響（運動不足、栄養バランスの乱れ）で骨粗鬆症を発症することもあるので、男性や若い方も注意が必要です。

骨粗鬆症の診断は、若年成人（20～44歳）の骨量の平均値（YAM値）との比較によって行います。骨量がYAM値の70％未満であれば骨粗鬆症、70～80％であれば骨量減少と判断されます。骨量がYAM値の80％未満の人は注意が必要です。
主な測定方法は超音波法、MD法、X線を使用するDXA法です。健康診断以外でも、地域のイベントなどで測定できる場合もあります。年に1回は測定し、自分の体の状態を把握しましょう。