耳が聞こえにくい人と会話するとどうしても大きな声になってしまいます。マスクを着用していると口元が見えないため、より大きな声になることが多々あります。
あまり大きい声だと状況によっては周囲への迷惑にもなるので、話しかけ方を工夫してみましょう。

〇大きな声よりもゆっくり、はっきり話す
必要以上に大きな声は逆に聞こえにくくなります。口の動きを見せると理解しやすくなります。

〇低めの声を意識する
聴力は高い方から障害されることが多いので、低めの声を意識してみましょう。

〇言葉を繰り返すだけでなく、違う言葉に言い換えたり、説明を変えたりする
例：たまご　→　にわとりのたまご

〇文章を活用する
口頭説明だけだと聞き取れないことがあるので、キーワード（時間、場所など）は文字に残してみましょう。


聞き取りにくくなってきたら補聴器を使用するのも選択肢のひとつですが、急に聞こえる音が増えてうるさく感じてしまう人もいます。『聞こえる状態』に慣れるトレーニングが必要になります。時間や場所を決めてつけるなど短時間から慣らしていきましょう。