東根市地域包括支援センター中央
 
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東根市
地域包括支援センター
住所:東根市中央一丁目
         3番5号
 地図
電話:0237-42-3939
FAX:0237-43-2331 

 
お知らせ

2021/02/19

生きがいを持つ

| by センター
生きがいは、その人の生きるために見出す意味や価値であり、その人自身が満足感や幸福感を得るものであるため、個人によってその内容は異なります。高齢期に入っても活き活きと人生を過ごすためには、高齢期に入ってからも健康と生きがいを保ち続けることが必要です。そのためには、社会参加や地域とのつながりを持つこと、趣味や余暇を楽しむ余裕を持った生活をすることが大切であり、いろいろなことに興味を持って経験し、自分が価値を見出せるものに出会うことです。

昔の地域社会は、「お互いさま」精神で家族や親せき、地域の人々の助け合いによって生活は成り立っていました。近所に相談し合える存在がいて、お互いの変化に気付き、お互いが手を差し伸べ合うという関係性がみられました。しかし、近年は、地域の人と人のつながりは弱まり、地域への帰属意識は低下します。地域社会の脆弱化が進み「お互いさま」の精神は薄れつつあります。

歳を重ねていくうちに、一人では解決ができない様々な生活課題を抱えるようになります。その中でも、住み慣れた地域で自分らしく生きていくには、地域に暮らす人たちがお互いに、その人の状況にあわせた支援を受けられるように体制を整える必要があります。「地域包括ケア」体制の整備を行うのは地域の行政の役割です。しかし、実際には地域の人々を含む多様な人たちが地域包括ケアの体制に参加することと「お互いさま」の精神の助け合いが必要です。

これからの超少子高齢社会では地域に暮らす全ての人たち一人一人が役割をもち、お互いの暮らしと生きがいを共に創り、共に高め合う地域社会の再生が求められています。「お互いさま」の精神で、住み慣れた地域の課題を解決するためにできることをすることも生きがいづくりに役立ちます。
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