2020/05/21 | 認知症予防に取り組みましょう | | by センター |
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新型コロナウイルス感染症による自粛生活で、行動が制限され、認知症の発症・進行の心配をされている方も多くいらっしゃると思います。こんなときにでも、日常生活の中のちょっとした工夫で、認知症予防を行うことができます。
自粛生活で認知症の発症・進行に気を付けるポイントとしては、生活リズムを整えることと、身体の機能を維持することです。
自粛生活をしていると、起床時間がずれてしまったり、身の回りに気を配らなかったりして、生活リズムがズレやすくなります。睡眠の質も悪くなり、そのほかの生活にも影響が出てきます。
また、自粛生活の中で、運動する機会が減ってしまい、身体の機能が低下するおそれもあります。身体機能の低下にともない、転ぶ危険性は高くなりますし、頭への刺激は減ってしまいます。
生活リズムを整える方法として、「起床時間を規則正しく行う」ことをしてください。起床時間を規則正しく行うことで、食事も規則正しくなり、排せつにも影響がでてきます。また、「整容(化粧をする、ひげをそるなど)を毎日行う」ことでも生活リズムを整えられます。
運動する目安として、1日30分以上の身体を動かす運動や体操が勧められています。一人で継続して行うことが難しいかもしれませんが、電話などで声を掛け合いながら、継続をしていけるようにしましょう。友達などと一緒にする場合は、マスクを着け、なるべく2m以上離れて、運動するようにしましょう。また、これからの季節は、水分補給も重要です。マスク着用の場合、脱水症状になりやすいと言われていますので、こまめの休養をとってください。
認知症予防には、「生活リズムを整えること」「身体の廃用・頭の廃用を予防すること」が重要です。新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、認知症予防に取り組みましょう。