疑問や不安を感じたら?
自然災害による被害の有無にかかわらず、次のような点に注意しましょう。
(1)住宅などの修理・リフォーム――強引な勧誘、施工不良、便乗商法など
住宅の損傷について不安をあおったり、契約を急がせる業者もいますが、住宅の修理などの工事をする際は、業者の説明をよく聞き、他の複数の業者から見積りを取ったり、周囲に相談したりして慎重に検討して判断しましょう。
工事と保険金の請求をセットで契約させ、高額な手数料や解約料を請求される事例があります。保険会社に火災保険の保険金を請求するときは、必ず消費者自身が事実に基づいて行いましょう。
訪問勧誘や電話勧誘などで契約した場合は、契約書面を受け取った日から8日間は、「クーリング・オフ制度」によって契約を取り消すことができます。
(2)住宅などの賃貸契約――家主が修理してくれない、など
修理費の負担などについて、賃貸契約の内容をよく確認しましょう。
(3)悪質商法・詐欺的行為――実態の曖昧な投資勧誘や募金勧誘、義援金詐欺、など
「被災者のためになる事業に投資しませんか」など、被災者への親切心につけこむようなあやしい勧誘も見られます。「話の内容があやしい」「よく理解できない」と思ったときは、話に乗らないようにしましょう。
不安や疑問を感じたとき、トラブルに遭ったときは・・・
業者の勧誘を受けて不安や疑問を感じたり、消費者トラブルに遭ったりしたときは、消費生活センターにご相談ください。