周囲の人にもわかるうつ病のサイン
うつ病では、自分が感じる気分の変化だけでなく、周囲からみてわかる変化もあります。周りの人が「いつもと違う」こんな変化に気づいたら、もしかしたら本人はうつ状態で苦しんでいるのかもしれません。
表情が暗い
自分を責めてばかりいる
涙もろくなった
反応が遅い
落ち着かない
飲酒量が増える
身体に現れるうつ病のサイン
うつ病の精神症状に気づく前に、身体の不調が現れることもあります。
食欲がない
性欲がない
眠れない、過度に寝てしまう
体がだるい、疲れやすい
頭痛や肩こり
動悸
胃の不快感、便秘や下痢
めまい
口が渇く
うつ病の治療法
うつ病の治療を考える前に、まず、心身の休養がしっかりとれるように環境を整えることが大事です。職場や学校から離れ自宅で過ごす、場合によっては、入院環境へ身を委ねることにより、大きく症状が軽減することもあります。精神的ストレスや身体的ストレスから離れた環境で過ごすことは、その後の再発予防にも重要です。うつ病の治療には、医薬品による治療(薬物療法)と、専門家との対話を通して進める治療(精神療法)があります。また、散歩などの軽い有酸素運動(運動療法)がうつ症状を軽減させることが知られています。